はじめまして!
ちーママと申します!
子宮頸がん、リンパ節転移を乗り越えて10年元気で過ごせているママです^^
この「がんママ部」では主に、癌と宣告された30~40代ママの
●私ってこれからどうなるの?
●どんな治療をしてどんな風になるの?
●家族は?仕事は?
●何をしたら10年後も元気でいられるの?
こんな悩みが解消できるような情報を発信していきます!
もちろん、『子宮頸がん』と言っても人によって病状も状況もさまざま。
それでも、何か1つでも
「悩んでるのは私だけじゃないんだ…」
「この悩みもいつかは小さくなるんだな」
そんな風に気持ちを軽くしてもらえるきっかけになれたら、と思います。
娘2歳、33歳フルタイムワーママを襲った子宮頸がん
子宮頸がんが発覚したのは2012年。
これを書いているのは2023年なので、今から10年半ほど前の話です。
娘は2歳になったばかり。
私は育休後、娘を保育園に預け、近所のデイサービスで正社員として働いていました。
フルタイムでの仕事を始めて1年が経とうとしていた頃でした。
夫は朝早く出て夜遅く帰って来るので、平日はほぼワンオペ状態。
朝8時前に全て支度をして、娘の機嫌も見ながら車に詰め込んで慌ただしく保育園へ!
どこのママも同じだと思いますが、朝はホントに戦争でした(笑)
時には「行きたくない!!ギャーっ!!」と泣きわめき、着替えを断固拒否する娘をパジャマのまま抱えて車に乗せたこともありました(泣)
「ここまでして何で働かなきゃいけないの…」なんて途方に暮れることもありながら、自分のことは後回しにしてなりふり構わず頑張っていたのでした。
正社員の仕事だったので、月末などは残業もあって保育園のお迎えが18時を過ぎることもしばしば…
お休みは日曜日と平日どこか1日というシフト制で働いていたので、平日娘を保育園に預ければ1人の時間も持てるのですが、子供って敏感にママが仕事休みだという雰囲気を察知するんですよね(笑)
2歳でも、今日は仕事の服を着ていないぞ、とかちゃんと分かるんですよね(笑)
私も平日遅いこともあり、娘にガマンさせているな~と感じていたので、平日の休みは娘も保育園を休ませて、一緒に過ごすようにしていました。
ほとんど自分一人の時間なんて無かったのですが、それでも娘が可愛くて、一緒にいられる時間は幸せだったので、自分のことなんてどうでも良かったんですよね。
この頃、おりものが異常に増えていて、痒みがあったり、性交後に不正出血があったり、自分の身体の異変は感じていました。
でも、自分が病院に行くことで予定がつぶれちゃうなんて、娘もかわいそうだし、もったいないと思っていたんです。
会社の健康診断で癌が見つかったのは2012年の10月だったのですが、実は7月に痒みがガマンできなくなり、一度婦人科に行っているのです。
当然ながらおりものの異常を指摘され、次回は子宮がん検診をしましょう、と言われて予約を入れました。
でも、私は痒みも治まったし、3か月後には会社で検診受けるからいいや、とその予約日に行かなかったんです。
その日の朝も、娘を保育園に預けようと思っていたのに、駄々をこねられ「ま、いっか。3か月後で」と娘を優先させてしまったんですね。
あとでこのことを死ぬほど後悔するとも知らずに…
日常が一変した子宮頸がん告知
そして2012年10月…
会社で受けた健康診断で「要精密検査 子宮頸がんの疑い」という結果が、速達で届きました。
健康診断って異常があると、わざわざ電話が来て、通常の結果送付よりも早く届くんですね。
今まで健康診断に引っかかったことのなかった私は、会社に電話が来てビックリしました。
でもそうは言っても、まさかそんな重大なことになろうとは思っていないので、いつも行っていた婦人科のクリニックに行ったんですね。
すると「これはうちではどうにもならないので、もっと大きな病院に行ってください」と言われて紹介状を返され、診てもらえなかったんです。
その時にいよいよ「これってヤバイのかもしれない」と恐怖を感じ始めたのです。
翌日、がんセンター病院へ行き、数日後「子宮頸がん」と宣告。
帰り道の景色が、急にセピア色に色褪せて見え、いつもと同じ景色、同じ日常が一変してしまったのです。
娘はまだ2歳。そろそろ弟、妹を…と考えていた矢先の出来事。
「この先、私が死んだらこの子はどうなるんだろう」と思い悩んで、娘の寝顔を見ては涙を流す毎日でした…
自分の死が怖い、というよりも
●娘に妹や弟を作ってあげられないこと
●母親のいない子にしてしまうかもしれないこと
こんなことをずっと考えて本当に苦しかったです。
子宮全摘手術、そして抗がん剤治療
2人目妊活中の子宮頸がん告知。
まずは子宮を残せるかどうか、ということが私の最大の関心事でした。
しかし、だいぶ進行していたこともあり、セカンドオピニオンでも広汎子宮全摘手術が標準治療と言われ、泣く泣く子宮の温存は諦めました。
子宮が温存できるかどうかのレベルはとうに過ぎてしまっていて、生きるか死ぬかの話。
覚悟を決めて、広汎子宮全摘手術に臨んだのでした。
入院期間は1か月。
2歳の娘と離れ離れになるのは、身を引き裂かれる思いでしたが、絶対に良くなる!と決めて、1か月のガマンだ!と頑張っていたんですね。
しかし、そこへ更なる試練が…
手術してみたところ傍大動脈リンパ節まで転移があったため、さらに6クールの抗がん剤治療が必要になるというのです。
1か月の入院さえ終われば自宅に戻れる!と思っていた私は、その後にまた繰り返し入院するという事実を突きつけられ、再び絶望しました。
今まで生きてきて、こんなにも自分が思っているより悪い方、悪い方に事態が進んで行くということが初めてで、心が壊れそうになっていました。
母子家庭で育った私は、結構忍耐強く、今まで何か思うようにいかないことがあっても、「でも死ぬわけじゃないし!大したことない!」と思って前向きに生きてきたんですよね。
でも、初めて「死ぬわけじゃないし!」が通用せず、自分の頑張りではどうにもならない「死んでしまうかもしれない」という事実に、どう立ち向かっていけばいいのか分からなくなってしまいました。
でも泣いてばかりもいられません。
娘の健気な姿を見ていると自然と、「やはり私は娘のために死ぬわけにはいかない」「長生きなんて望まないからせめて娘が子供を産む時に手伝ってあげたい!あと30年だけは生きる!!!」と、強い想いが沸き上がってきたのです。
そこからは、あと30年生きるためにはどうすべきか、という事だけを考えて、治療や自分の人生の選択をしてきました。
広汎子宮全摘手術で、主治医は取り切れるだけは癌を取ったが、リンパ節転移が予想以上にあったので、抗がん剤治療はした方がいい、ここでしっかり癌をたたいた方がいい、とおっしゃったので、私は必要な治療だと判断し、4カ月ほどにわたる抗がん剤治療を開始したのでした。
また、受け身で抗がん剤治療を受けるだけでなく、自分でも何かできないかと情報収集をして、食事療法をできる範囲でやってみることにしました。
●低速ジューサーで無農薬野菜のジュースを作って飲む
●肉や乳製品は取らない
●添加物はなるべくさける
●お酒は飲まない
●白砂糖、白米、小麦粉など白いものはさける
…こんな事をやっていました。
何かやらずにはいられなかったんですよね。
転移なく、日常の生活へ…
主治医からは、だいぶ転移や再発のリスクが高いと思われていましたが、抗がん剤治療や食事療法も功を奏したのか、その後何事もなく、通常の生活に戻ることができ、2013年の7月には仕事にも復帰できました。
リンパ節郭清をしていたので、長い時間の立ち仕事は良くない、と言われていましたが、1日中立ちっぱなしの介護の仕事も、その後10年続けて来られました。
骨粗しょう症の薬を飲んでいたり、子宮、卵巣が無くなったことの影響があったり、全く普通の人と同じではありませんが、元気に過ごすことができています。
あの時、2歳だった娘も、もう中学生。
ここまでしっかり成長を見続けることができて本当に幸せです。
癌が教えてくれたことを無駄にしないで生きる
癌になると、否が応でも自分の人生と向き合うことになります。
それまでの選択や生き方が「癌」というものを作り出してしまったとも言える気がするからです。
「癌」という形で自分の身体が「何か違うんじゃない?」「無理してるんじゃない?」と教えてくれたんだな、と考える機会にもなりました。
もちろんずっと前向きではなかったし、いっぱい泣きました。
夫との関係が不安定で、ノートに文句を書き散らかしていたこともあります(笑)
普通の妻でなくなってしまった自分に自信が持てず、夫に申し訳ない気持ちになったり、自分を大事にしたい想いと上手く両立が取れなかったりして、悩んだこともありました。
どこか悲劇のヒロインのように、自分だけが何かの犠牲になっているような気持で生きていたように思います。
でも、10年経ち、ここまで無事に過ごしてくることができました。
普通に働いて、傍から見たら「癌」だったなんて全然分からないくらい健康になれました。
家族3人と柴犬1匹で何気ない日常を過ごすことができています。
ここ数年は、メンタルやマインドの学びを得たことで、自分がどうしてこの現実を手にすることができたのかが分かったし、夫との関係も良くなりました。
考え方、物の捉え方次第で、ストレスって減らせるんだな、と実感しました。
今はだいぶストレスフリーに生きることができています。
こんな経験を少しでもシェアして、同じ悩みを持つ方のわずかな希望にでもなればと思って、この「がんママ部」ブログを始めました。
不安や悩みがちょっとでも軽くなって、免疫力アップに寄与できたら嬉しいです。
こんなちーママですが、どうぞよろしくお願いします^^
ブログ更新のお知らせや悩みなど気軽にできるようにLINE公式を作りましたので、何か周りに言いにくいことなどありましたら気軽にご相談ください。
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