子宮頸がんでリンパ節郭清をした人にとって、リンパ浮腫は心配な後遺症の一つ。
私もリンパ節郭清を行なったので、術後はすごくリンパ浮腫にも敏感になっていました。
でも11年も経つとすっかり「私は大丈夫だったんだな、良かったな~」と他人事に…
しかし、この前ブログ記事を書くのに色々検索していたら、「女優・タレントの原千晶さんが手術から13年経ってリンパ浮腫を発症した」という記事を発見!
「え~?!13年も経っててもリンパ浮腫になるの~?!」とビックリしてしまいました。
ここでこの記事を見つけたのも「自分への警鐘かもしれない」と思ったので、今回はリンパ浮腫について気になることを調べてみました。
私のように今はリンパ浮腫の症状がない、という方も「自分はこれでいいのかな?」と考えるきっかけになったら嬉しいです。
リンパ浮腫とは?
子宮頸がんの治療が終わって10年が経ち、しばらくリンパ浮腫について気をつけていなかったので、ここで改めてリンパ浮腫についておさらいしようと思います。
リンパ浮腫の原因
リンパ浮腫の原因としては…
●リンパ節の切除
●放射線治療
●一部の薬物療法
これらによって、リンパ液の流れが悪くなることで起こります。
また、体重の増加や、リンパ液の流れが悪くなった場所に感染があったりすると、リンパ浮腫が起こりやすくなるそうですが、原因がわからないこともあるんだそうです。
体重の増加は、気をつけていないとうっかり太ることもあるので気をつけたいですよね^^;
リンパ浮腫は早期発見が肝
リンパ浮腫は一度発症すると治りにくいそうです…
重症化すると生活にも支障が出てしまいますが、早期発見で早めに適切な治療を受けることで、進行を抑えたり症状を緩和させたりすることができるとの事。
自分がリンパ節郭清をしているなど、リンパ浮腫のリスクがある人は日ごろから脚の太さを計測したり、スキンケアをするなどして、通常の状態と「あれ?ちょっと違うかも」という変化に気づくことが大切ですね。
私も最近、デスクワークが増えて脚がむくんでいると感じているので、チェックしてみようと思います。
リンパ浮腫の予防
ではリンパ浮腫にならないためにはどうしたらいいのでしょうか?
各サイトを見てみると以下が予防策となるようです。
適度な運動がなかなか出来ていない私…^^;
仕事も以前は現場での介護の仕事だったので、自然と身体を動かしていましたが、今はデスクワークがメインなので意識して運動しないと危険かも!
リンパ浮腫になってしまったら
「リンパ浮腫かな?」と思ったら早めにリンパ浮腫外来にかかりましょう。
専門機関では、回収できず滞ってしまったリンパ液をリンパ管に戻すために、次のような治療が行われているそうです。
●スキンケア
●用手的リンパドレナージ
●圧迫療法(弾性着衣や弾性包帯による圧迫)
●運動療法(弾性着衣圧迫下での運動)
●体重管理などの生活指導
重症化すると手術による治療も行なわれるそうですが、それでも完治が難しいのがリンパ浮腫だそう…
そして、病院での治療はあくまでもサポート的なもので、メインはセルフケアなんだとか。
私が通っているがんセンター病院では「リンパ浮腫友の会」がありました。
いつも掲示板にチラシが貼ってあったので「こんなのあるんだ~」くらいにしか思っていませんでしたが…
生涯付き合っていかなければならない後遺症なので、このような会に参加して情報交換したり、同じ悩みを持つ人と悩みを共有しながら乗り越えていくのも大切かもしれませんね。
リンパ浮腫は何年経ってもかかる可能性がある!
今回、原千晶さんが「手術から13年でリンパ浮腫」という事で、どれくらいの期間リンパ浮腫に気をつければいいのかと調べてみたのですが、10年以上で発症する人もいるし、中には20年経って発症する人もいるんだそうです。
(参照サイト:がん情報サービス「リンパ浮腫Q&A」)
「生涯気をつける必要がある」って書いてありました…
治療直後は、リンパ浮腫について主治医や看護師も口を酸っぱくして言ってくるし、自分も色んな症状に敏感になっているので、足の太さを計測したりして気をつけると思うんです。
でも、やっぱり1年経ち、2年経ち…と、どんどん元気になるにつれて再発の不安も薄れますし、リンパ浮腫も何か症状とかなかったら危機感無くなるんですよね。
10年経ったらなおさらです^^;
確か治療から2~3年経った頃だったと思いますが、内診の時に私が足にカットバン貼ってた時があって。かゆくてかき壊したとかだったと思うんですけど。
その時に主治医が「足のケガ気をつけてね。リンパ浮腫とか蜂窩織炎とか危ないから」って言ったんです。
その時もやっぱり「え~、まだ気をつけなきゃいけないのね」って思ったんですよね。
10年経とうが20年経とうが気をつけなければならないんだと再認識しました( `ー´)ノ
10年以上リンパ浮腫になっていない私の生活とは?
私は幸いここまでリンパ浮腫にはなりませんでしたが、今思えばいくつか気になることがあったり、気になるけど避けられなかったことなんかもあったので、参考までに挙げてみます。
術後は左太ももの付け根が若干むくんでいた
ひどいリンパ浮腫は経験していませんが、広汎子宮全摘手術の直後は左太ももの付け根が若干むくんでいました。
手術直後のリンパ浮腫はなりやすいものの、これは通常2週間ほどで治るみたいですね。
私も長く続く浮腫はなかったです。
今も左太ももはしびれのような違和感あり
実は、今もまだ左太ももの付け根はちょっとしびれみたいな感覚があります。
だから、リンパ浮腫が起こるとしたら左かなという感じはします。
でもずっと続いてはいるものの、それ以上何か起こることはなくここまで来ていますね。
両ひざのケガをしたけどリンパ浮腫や蜂窩織炎にはならず
情けない話ですが、43歳、44歳と2年連続、外で転倒して膝を擦りむいています(笑)
しかも結構深めに…!
「キズパワーパット」でどうにかなるかな、と甘く考えていたものの、「そう言えば私って足にケガしちゃいけなかったじゃーーーん!」と焦って皮膚科に飛び込みました!
結構深めの擦り傷で、しかも外で転んだので砂みたいなのも傷に入り込んでいたんですよね。
あのまま自己流で処置していたら感染起こして蜂窩織炎にでもなってたかもしれません…
皮膚科でしっかり消毒や処置をしてもらい、全治1か月弱かかりましたが、リンパ浮腫や蜂窩織炎にはならずに済みました。
これから歳を取り転んだりすることも増えるのかもしれません^^;
気をつけなきゃです。
介護の仕事で立ちっぱなしは大丈夫だった
リンパ節郭清をして、主治医からは「立ちっぱなしや座りっぱなしの仕事はやめたほうがいい」と言われていた私。
でもやっぱり仕事はしなきゃいけないし、それまでの介護の現場の仕事に復帰するかは本当に迷いました。
フルタイムの仕事だったので8時間ほぼ立ちっぱなしですからね。
でも今思えば、立ちっぱなしですがあちこち動き回っていたので、それが適度な運動になっていたんですよね。
迷ったけど復帰して正解だったと思っています。
現在座りっぱなしの仕事でむくみを感じている
そして、今は同じ介護業界の仕事ではあるものの、デスクワークが主な仕事に転職し、座ってパソコンをいじっていることが多くなりました。
すると、今までほとんど気にならなかった脚のむくみや重たい感じがするようになったんですよね。
仕事中もなるべく足首を回したり、足をこっそり上にあげたりしていますが、ちょっと危機感があります。
今日この記事を書こうと思ったのも、この危機感があったから。
適度な運動、脚を高くして寝る、脚のスキンケアを怠らない…
この辺りをもう一度しっかり実践していこうと思います!
脚のスキンケアとかマッサージとか、予防策ももう少し調べてまた記事にしたいと思います。
子宮頸がんサバイバーが気をつけるべきリンパ浮腫 まとめ
今回は、自分の戒めのためにも「リンパ浮腫」についてまとめてみました。
子宮頸がんの治療から10年経とうが20年経とうが、一生気をつけなきゃいけないんだな、とヒシヒシと感じました。
ついつい、普通の人とほとんど変わらない生活を送れていることで、危機意識が薄れてしまうことも多いですが「気をつければ防げた」「手遅れにならずに済んだのに」という思いをまたしないように意識したいと思います!
私と同じようなサバイバーさんが一人でも「私も気をつけなきゃ!」と思ってくれれば幸いです。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
私の経験が一人でも多くの方の役に立てば嬉しいです!
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