子宮頸がんになった原因は?発覚前の生活とは

子宮頸がんの原因

「一体、自分の生活の何が悪くて癌を作ってしまったのか?!」

こう思う癌患者さんは多いのではないでしょうか?
癌になってしまった以上、考えても仕方がないようにも思いますが、ここをしっかり見つめ直して改善していくことって大事だなって思うんですよね。だって、また同じ生活をしていたら再発してしまうかもしれないですから。

癌と診断されてからもうすぐ11年になりますが、再発せずにここまで来られたのは、それまでの生活や考え方を意識して変えたことも一因かなと思っています。

という事で、この記事では、私の「子宮頸がんが発覚するまでの生活」についてお話します。自分なりにどんなところが悪かったのか、今はどんな風に改善しているのかなどを書いていきます。
同じように「何が悪かったんだろう?!」と悩んでいる方に、考え方の参考になれば幸いです。

フルタイム勤務のワンオペママ

子宮頸がんが発覚したのは、2012年10月。33歳で、娘は2歳になったばかり。フルタイムでデイサービスの生活相談員とし仕事を始めてちょうど1年が経とうとしていた頃でした。

夫は朝早く出て夜遅く帰って来るので、平日はほぼワンオペ。朝8時前に全て支度をして、娘の機嫌も見ながら車に乗せてあわただしく保育園へ!

時には「行きたくない!!」と着替えを断固拒否する娘を、パジャマのまま抱えて車に乗せたこともありました。「ここまでして何で働かなきゃいけないの…」なんて途方に暮れることもありながら、自分のことは後回しにして、なりふり構わず頑張っていました。

働くママさんなら「あるある」かもしれませんね^^

今なら笑い話ですが、その時は娘を保育園に預けた後で、「あんなに嫌がってるのに一緒にいてあげられなくてごめんね」と、涙を流しながら仕事に行った日もありました…

仕事は正社員で介護の仕事をしていました。高齢者のデイサービスで生活相談員という利用者さんと家族、関係機関をつなぐ中核的なお仕事。責任感の強い私は、ママだからという言い訳はせずに、時に残業もしながら仕事を全うしていました。

仕事は、パートにするという選択肢ももちろんあったのですが、収入的な部分や、今までの自分のキャリアを活かす、と考えると、やはり正社員の仕事を選んでいました。
私自身、母子家庭育ちで、働く母親の背中を見て育っていたこともあり、専業主婦やパートというのは頭にありませんでした。でも娘との時間ももっと欲しい。そんな葛藤の中で働いていたのです。

思ってたより完璧主義なのかも?ストレスがたまる日々

ストレスは万病の元、って言いますよね。ストレスは免疫力を下げます。この時期の私は、自分が思っている以上にこの「ストレス」が身体に蓄積されていたんだと思っています。

当時の自分は気づかなかったのですが、今となって思うのは、自分って意外と完璧主義だったのかも、という事です。家事も育児も仕事も自分の理想というものがあって、それに合わないと「仕方ない」と思いつつも、理想とのギャップに小さなストレスがたまっていたんじゃないかと思うんです。

夫と洗濯の当番を決めるものの、朝起きれなかった夫に「ごめん、お願い!」と頼まれることにイライラし、食器洗いも夫の当番なのに、食事作りで散らかったキッチンに「もうちょっと片付けながら料理すれば?」と言われ、イライラ
自分ばかり大変な思いをしているような気になっていました。

育児もそうです。「こんな風に育てたい」「色んなことに挑戦させたい」と、初めての子育てだから、なおさら色んな理想や想いがあります。でも、働いていて時間がないから、思うような習い事をさせてあげられない、もっと関わってあげたいのに気持ちに余裕がない…

初めての子育てで、完璧になんてできないのが当たり前なのに、自分の理想に近づかないことが少しずつストレスになっていたのかもしれません。それでも、そのストレスをうまく発散できていれば良いんですよね。というか、その前にストレスに気づいているかどうか、も大事だと思います。

その点で言うと、私はストレスをストレスと思わないタイプの人間でした。結構、イヤなことがあっても忘れるというか、ポジティブに変換して、人に愚痴ったり、相談したりせず、自分の中で解決するタイプ。

でもこれって解決、解消したつもりでいただけで、きっと自分の中にたまっていっていたんだと思うんです。見ないふりをしてやり過ごしていただけなんですよね。
だからストレスは解消されず、少しずつ自分の中に蓄積したんだと思います。

こんな性格も、知らず知らずのうちに私の身体を蝕んでいったんじゃないかなぁと感じています。

今は、少しでも「嫌だな」とストレスを感じることがあれば、「何に対して嫌だと思ったのか」と自分の感情を紐解いて考えられるようになりました。そして、いい意味で諦めたり、考えるのを手放したりして、ストレスをためないように心がけています。

自分よりも子供が最優先~後回しにした子宮がん検診〰

正社員の仕事だったので、月末などは残業もあって、保育園のお迎えが18時過ぎることもしばしば…日曜日と平日どこか1日が休みというシフト制で働いていたので、平日娘を保育園に預ければ1人の時間も持てるのですが、保育園を休ませることも多かったです。

娘との時間を持ちたいのもありましたし、子供って敏感にママの休みの雰囲気を察知するんですよね(笑) そうなると「保育園行かない!」が始まって、「ま、いっか」と休ませることも多かったです。仕事で遅くなることも多く、娘にもガマンさせているな~と感じていたので…

それでも娘が可愛くて、一緒にいられる時間は幸せだったので自分のことなんてどうでも良かったんですよね。なので、ちょっとくらい身体の不調があっても、自分が病院に行くことで時間がつぶれちゃうなんてもったいないと思っていました。

 

会社の健康診断でガンが見つかったのは10月だったのですが、実は7月に一度婦人科に行ってるんです。この時は、陰部に痒みがあってガマンできずに病院へ行ったんですね。そしたらおりものの量の異常について指摘されて、「次回はがん検診をしましょう」と言われたのに、私はその予約の日に行かなかったんです。

その予約の日も、娘が私が休みだと察知して、「保育園行きたくない」が始まりました。この時に緊急性を感じていたら、もちろん保育園に預けて病院に行ったと思うのですが、まさかそんな癌になってるなんて思っていないので、平日の休みを自分のことで使いたくなかったんですね。

陰部の痒みはもらった薬で治ったし、おりものなんてちょっと多くても「秋に会社の健康診断あるからいいや」と結局病院へは行かず、娘と一緒に過ごすことを選択してしまったのです。

あとでこのことを死ぬほど後悔するとも知らずに・・・

小さい子供さんがいるママはわかると思いますが、この時期のママは自分のことは本当に後回しです。仕事を持っているママならなおさらだと思います。

家族のため、子どものため で、目いっぱいなんですよね。
でも、本当に家族のため、子どものためを考えるなら、ママ自身がママを一番に考えて大切にしなきゃいけないんです!

家族、子どものことはママが一番に考えてますよね?

でもママのことは?ママは自分で自分を大切にしなきゃ!!それが家族のため、子どものためなんだよな、って今は痛感しています。

あの時、自分をもっと大切にして病院に行っていたら、ガンがそこまで進行せずに子宮は残せたかもしれません。そしたら娘に、妹や弟も作れてたかもしれない。娘にもっとにぎやかな家庭で過ごさせてあげられたかもしれない、そんな風に後悔ばかりが頭をよぎっていました

こんな思いをする女性を一人でも減らしたいです。忙しい時こそ、自分を大事にする時間を持ってください。自分を犠牲にしないで大切にしてください。

自分を大事にすることが、家族や子どもを大事にすることになりますから…

今気を付けていること

今はとにかく、ストレスをいつの間にか溜めないように気を付けています!

病気になってから、母も義母もしょっちゅう家に来てくれて、私が仕事に行っている間に、お風呂掃除や夕飯作り、洗い物の片付けなどをしてくれます。昔の私だったら、途中で「もう大丈夫だから来なくていいよ」と断っていたと思いますが、今は「ラッキー!ありがとう!」と元気になっているのにまだ甘えています(笑)

たまに食事をご馳走してお礼も忘れずに♡

夫に対しても、いい意味で期待しなくなりましたし、私が「家族のため」と思って頑張るよりも、多少家のことができなくたって、元気でいることが一番喜んでくれることだと分かったので、できないことはできないしやらない、と割り切って伝えて甘えられるようになったかもしれません。

癌になって、今まで自分がいかに「人のため」「家族のため」と知らないうちに自分を犠牲にして生きてきたんだな、という事に気づきました。それが自分の幸せだと思っていたのですが、どこかで犠牲になっている自分にストレスを感じていたんだと思います。

今は、本当にそれを自分が望んでいるのか?自分が楽しめるのか?という気持ちを大事に行動しています。

周りに甘えることができるようになり、自分にワガママに生きられるようになった、そんな感じです!

「癌」という人生を振り返る機会をもらって、「楽に、楽しく」生きられるようになったと思っています。心理学や脳科学、コーチングなども少し勉強しているのですが、これもストレスへの対処というか、考え方、モノの捉え方を楽にしてくれています。

楽に楽しくストレス溜めずに生きて、あと20年30年と生き続けるぞーーー!!


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