レアな子宮頸がん…「腺扁平上皮がん」だった私。予後は…?!

子宮頸がんの治療

『扁平上皮がん』『腺がん』
子宮頸がんの当事者になって初めて知る人も多いのではないでしょうか?

さらに『腺扁平上皮がん』というミックスタイプもあるんです。
腺扁平上皮がんは珍しいらしいのですが、私はその『腺扁平上皮がん』でした。

宝くじとか当たらないのに、なんでこんなレアケースに当たってしまうんだろうと自分を呪いました(T_T)

患者数自体が少ないため、「予後が良いのか悪いのかデータがない」と言われた10年前…

『それなら予後が良いがんって事にしてやろうじゃないのー!』と思ってここまで来ました^_^

腺扁平上皮がんと診断されて、情報が少なく心配な方に、少しでも明るい光になればと思い、経験談を書いていきます^_^

腺扁平上皮がんとは?

「腺扁平上皮がん」は検索をしてもあまり出て来ないので、わかりやすいおススメのサイトはお伝えできないのですが、カンタンに言うと腺扁平上皮癌は、腺がんの細胞と扁平上皮癌の細胞の両方を持ったがんのようです。

腺がんと扁平上皮がんでは治療も少し変わってくるし、予後も腺がんの方が悪い、なんて言われます。

(腺がんと扁平上皮がんについては、コチラの記事が分かりやすかったので参考にしてください→済生会横浜市東部病院 https://www.tobu.saiseikai.or.jp/cancer-list/25156/

子宮以外でも肺や咽頭など、他の部位でも『腺扁平上皮がん』はあるらしいのですが、やはりどこに発生しても「稀ながん」だそうです。

主治医も迷う「腺扁平上皮がん」の治療法

冒頭にも書きましたが、稀ながん、という事で心配になるのが、データが蓄積されていない、という事なんですよね…

私の主治医も「もうだいぶ患者さんを診てきたけど、あなたで2例目なんだよね」とのこと…!
「だからどの治療が良いのかは、院内でも意見が分かれています」なんて言われて、治療を進めていくにも試行錯誤な感じが…(´;ω;`)

それはやっぱり不安でしたが、わからないものはわからないんだし、なるようにしかならない!とあまり悩まないようにはしました^^;

だって、私が悩んだところでどうしようもないですしね!専門家は先生達なんだし。

もうこれは主治医の判断を信じて進むのみ!と腹をくくって、お任せしました。
ま、それも、これまでのやり取りで主治医を信頼していたということがもちろんあったのですが。

そう言えば、珍しいがん、という事もあって、データを研究に提出させてください、とかも言われましたね^^;

今のところ、10年は再発していないので、「腺扁平上皮がんは比較的予後が良い」という方向に、貢献できてる…かな?!笑

 

腺扁平上皮がんと診断されるまで

腺扁平上皮がん、と最終的に診断されたのは広汎子宮全摘手術を受けて、その取り出したものをしっかり検査してからでした。

手術後3週間後くらいでしたね。

最初の診断では『子宮頸がん乳頭腺管がん』という「腺がん」の診断でした。

腺扁平上皮癌、と診断された時のもの。 「検討会でも意見が分かれる」と書いてあります。

腺がんと診断されて、CTやMRI検査でリンパ節転移の疑いも出ていた状態で、広汎子宮全摘手術。
術後の迅速検査でリンパ節転移が濃厚と言われ、最終的には「腺扁平上皮がん」だったということです。

「腺がんの様相とはまた違うな」とか「思ったよりも転移が広がっていた」とかって、主治医も言っていて、診断が難しかったようですね。
検査したらすぐ色々分かるのかな、って思ったのですが、ちゃんとした診断までは時間がかかりました。

10年経っても検査してるのは珍しい「腺扁平上皮がん」だから

通常、がんの経過観察って5年で「寛解」と言われて、CT検査などもしないケースが多いと思いますが、私はもうすぐ11年経つのですが、来年もまたCT検査の予約してあります^^;

これも、データが少ない「腺扁平上皮がん」だからなんです。

主治医からずっと言われてたのが、『自分も2例目のケースなので、予後が良いのか悪いのか分からない。だから慎重に行きましょう』という事。

私は、広汎子宮全摘手術をしてから抗がん剤治療をしたのですが、主治医は、もし最初に扁平上皮がんもあると知っていたら、放射線治療してから手術でも良かったかもしれない、とかそういう想いもあったようなんですね。

でも、最終的には「放射線治療は温存してあるから、経過観察だけは続けて、再発したら放射線治療をして、ピンポイントでやつけましょう」とずっと言ってくれています。

主治医も試行錯誤の中で、他の医師にも色々聞いてくれたり、調べてくれたりして、ここまでやってきてくれました。
そのおかげでここまで無事再発なく来られたので、本当に感謝しています。

「腺扁平上皮がん」経験談 まとめ

今回は「腺扁平上皮がん」についてでした。
まとめです↓

・腺扁平上皮がんは、腺がんと扁平上皮がんの両方の性質を持っている
・腺扁平上皮がんは稀ながんであるため、データが少ない
・予後が良いのか悪いのかもデータはないが私は再発なし!
・珍しいがんなので10年経ってもまだ年に1回CT検査している

基本的には、腺扁平上皮がんだから特別な治療、ということではなかったですが、腺がんと扁平上皮がんのどちらの性質もあるから、判断が難しい面があるんだなと思ってます。

それを不安に思って悩むよりも、どっちに転ぶか分からないなら、良い方に転ぶと信じ込む方がいいんじゃないかと思うんです。

実際に私はそうしてきて、今こうしていられている、というのは事実なので…!

患者数自体が少ないので、検索する人も少ないと思いますが、誰か一人にでもお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪


私の経験が一人でも多くの方の役に立てば嬉しいです!
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